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2020.10.25 コラム:しもべと奴隷

今週の木曜日に牧師按手礼拝がある。教団の協力を得て、我が教会で4年間運営していた神学校を通じて結ばれた実である。鹿浜キリスト教会を担任している神田篤講道師がその主人公である。私は28年前に牧師按手を受けた。家族と信徒たちが花束をもってきて牧師となったことを祝う按手礼拝だった...

2020.10.18 コラム:笑って生きよう

新型コロナウイルスが世の中をひっくり返した。政治、経済、社会、労働、教育などの生活すべての領域が変わった。急な変化に対して適応が難しく、多くの副作用が現れている。何よりも人々の心の中が将来に対する不安と恐れで満ちているように見える。そのため、顔から笑顔が消え、気性が荒くなっ...

2020.10.11 コラム:心配

面白い記事を読んだ。過ぎた9月9日の韓国の中央日報に報道されたアメリカのピューリサーチセンターで実施した世論調査の結果についてである。内容は、世界14か国の国民のコロナウイルスのような感染病に対する心配度に関することである。韓国が89%で1位であった。そして、日本が僅差で8...

2020.10.04 コラム : 一番怖いこと

火曜日の聖書勉強会には平均5~6名程度の日本人の信徒が誠実に参加している。礼拝とは違って互いの考えを分かち合って対話式で勉強を進める。それで自然な経験を通じた証をして、知りたいことに対して質問をすることも多い。先週の聖書勉強会ではある女性信徒が私に「牧師先生は何が一番怖いで...

2020.09.27 コラム : 日本宣教の希望

2020年9月21日の朝日新聞の朝刊では敬老の日を迎えたこともあり、興味深い記事が載っていた。その記事によると日本で65歳以上の人口が前年と比べて30万人が増えたという。3,617万名で比率では全体人口の28.7%で過去最高を更新した。特に女性の場合は4名中1人は70歳を超...

2020.09.20 コラム : 死の希望

彼女はピアニストである。裕福な家庭で育てられたために足りないものもなく生活して、お金に困ることなく贅沢な暮らしをしてきたという。ところが、2012年にガンが見つかった。30代後半の時であった。ガンとの闘病をしている中でイエス様に出会って、その喜びを周囲の多くの癌患者に伝えて...

2020.09.13 コラム:人の判断

嘘には色があると言われる。まずは黒い嘘だ。それは完全に作り上げた事実無根の嘘である。次に灰色の嘘がある。それは嘘と真実を巧妙に混ぜたものである。最後に白い嘘がある。それは一部分の真実だけを語るものである。人々は黒い嘘に対しては強く非難をする。そして、灰色の嘘に対しても警戒す...

2020.09.06 コラム : キリスト教って、何なんだ?

息子がノンクリスチャンの友達にどのように伝道をしたら良いか悩んだという。そして、考えた方法がキリスト教を紹介する本をプレゼントすることだったそうだ。友達に渡した本を読んでみて、自分用にも一冊買ってきたと見せてくれた。出版されて一か月ほどしか経っていない「キリスト教って、何な...

2020.8.30 コラム : 特別な感謝の修養会

毎年行われる夏の連合修養会が今年も開かれた。コロナ事態のために萎縮した雰囲気で、周囲からの心配の声もあった。それでか例年より少ない35名の参加だったが、小学生から90歳の牧師先生ご夫妻まで一緒だった。主なる神様のくださる豊かな恵みの中ですべての日程を無事に終えることができた...

2020.8.23 コラム : AI時代

1997年5月11日アメリカのニューヨークで人工知能DEEP BLUEが世界チェスチャンピオンに勝利する場面がテレビで生中継された。2011年には人工知能WATSONがアメリカの有名なクイズ番組に出戦したが結果は人間クイズ王の完敗だった。2014年には人工知能KENSHOU...

2020.08.16 コラム : 車両検査、信仰検査

火曜日の38度程度の炎天下で初めて経験したことがある。他ではなくて車両検査を受けたことであった。日本に来て車を購入してからは、二年に一度、車両検査を受けていた。今まで十回以上も車両検査を受けたことがあるが、それらはすべて代行業者に依頼していた。ところが、今回は私が直接車を持...

2020.08.09 コラム:免疫力

誰でも経験すると思うが、食事中食卓に食べ物を落とすことがある。その食べ物を拾って食べたりしてきた。子どものときから貧しい生活をしてきたために習慣的にそうするのか、あるいは、単純に少しの食べ物も捨てるのがもったいないからそうするのか私にもよく分からない。落ちた食べ物を拾って食...

2020.08.02 コラム:霊的なデトックス

韓国社会を見ると、時代の流れとともに挨拶の言葉が変化している。朝鮮時代には、貧しさと戦乱と政戦などのため、夜間に亡くなる人が多かった。それで当時は挨拶の言葉が「夜の間、ご無事でしたか」であった。1950年代、戦後になってからは基本的な食も満たされず飢える時期があった。当時の...

2020.07.19 コラム : 非対面社会

コロナ事態が世界各国の社会の流れを変えた。いろいろな面での変化があるが、一言で整理すれば対面社会(CONTACT)から非対面社会(UNCONTACT)となった。その言葉通り、対面する日常生活が避けられて互いに非対面での生活が圧倒的に好まれるようになったわけである。専門家たち...

2020.07.12 コラム : 権力とは

「権力とは」 以前、ある青年から「自殺することがなぜ悪いのですか」という質問を受けたことがある。その青年の意図は、自分の命は自分のものであるから死にたいときに自分で死を選ぶ自由があるのではないかというものだった。多分、その青年と同じ考えを持っている人は多いだろう。紙面を通じ...

2020.07.05 コラム : 余すところなく示す愛

余すところなく示す愛 ジム・エリオットというアメリカ人宣教師がいた。彼は1956年南米エクアドルの未伝道種族に宣教するために4名の同僚たちと行ったが、原住民によって殺害された。当時のアメリカの報道ではその事件に対して「不必要な浪費的死」と断定した。ジム・エリオットの年齢が2...

2020.06.28 コラム : 変わる世の中、変わってはいけない真理

「変わる世の中、変わってはいけない真理」 今の時代は4次産業革命時代だと言われている。1次産業革命は、1784年イギリスで始まった蒸気機関の発明である。製造の過程が人間の手から機械の力に移動されて、生産性がはるかに高くなった。2次産業革命は1870年、電気の開発で大量生産が...

2020.06.21 コラム : 教会に言いたいこと

「教会に言いたいこと」 彼は韓国の有名な福音主義の神学校で25年間教授として旧約学を教えた。同時に教会の牧師として25年間働いた。2018年現職を退いて現在は信徒と牧師たちのための神学教育をしている。また、改革派神学者として信仰生活に関する様々な問題について執筆している。彼...

2020.06.14 コラム : 生と死に対する理解

時々、理解できない死に関する次のような質問を受ける。 周囲の人の中でまだ若くて、信仰も良くて、教会でも用いられて、才能も多い人がいた。その人は、将来的に主の働きのために貴重な器として用いられると確信され、期待されていた。ところが、その人が予想だにしていない事故で世を去った。...

2020.06.07 コラム : 種まき

牧師宅の駐車場の後ろの空間に10年間植えていた木を一気に抜いてしまった。妻と一緒にそこに野菜を栽培する計画があったからだ。早速、土といくつかの植木鉢を買って野菜畑を作った。土を耕して、肥料をやって、種をまいて、水を充分に与えた。そして、猫が来て用をする心配があって水で満たし...

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