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綾瀬東部教会

2020.2.2『新型コロナウイルス』

更新日:2020年2月25日

中国の武漢から発生して世界に拡散している疾病がある。新型コロナウイルス(新型肺炎)と言われるが、治療薬がないため全世界の殆どの人々が恐怖に追われている。まだ始まった段階で、これからさらに拡散する可能性がある恐ろしい病気と言われるから気をつけるべきである。医者たちが勧めている予防策を実践してその病気にならないようにしよう。しかし、傍らマスコミも過度な報道をしているように感じる面もある。その為に多くの人々が過剰に反応する姿がある。そのような状況は決して相応しくない。繰り返して言うが、より冷静に対応する態度が求められる。


現在多くの国で中国の人々を避けている。素早く飛行機を飛ばして自国民を中国から帰国させている国もあれば、中国から来た観光客を空港で引き返した国もある。ある国では、商店の入り口に中国人は立ち入り禁止と警告文を貼っているという。まるで全ての中国人がウイルスを広める存在として扱われ、差別されているようで残念に思う。ちょうど私も2月にタイ宣教の働きを予定しているし、東アジアキリスト青年大会での奉仕もある。タイ宣教も東アジアキリスト青年大会も、中国人と共に行う働きである。ある方は私にタイ宣教を中止すべきだと強く言ってきた。東アジアキリスト青年大会も今回が10回目の記念で大きな大会となることを期待したが、実際は打撃が大きくなることだろう。


WHOの発表によると1月30日を基準に世界18カ国で新型コロナウイルス患者が7,800名であり、その中で170名が命を落としたそうだ。ここで考えてみよう。日本で毎年冬季はインフルエンザが流行っている。一年間で平均一千万人程度がインフルエンザにかかるといわれる。資料によると、インフルエンザが直接、間接的な原因となって命を落とす人が全世界では30万人を超えて、日本だけでも一万人を越えるといわれる。そのように比較してみると新型コロナウイルスよりインフルエンザがより怖いかもしれない。


再度強調するが、新型コロナウイルスにかからないように徹底して気をつけよう。しかし、心配しすぎて不安に追われ、騒がないようにしよう。恐れに縛られてすべきこともままならない臆病者にはならないでほしい。魯牧師。

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